ドイツの今と昔を発見しよう!

分野を問わず、美術館・博物館の愛好家ならば、ドイツ歴史古都連盟の町々で素晴らしい発見が待っています。ドイツは豊かな文化と多様な歴史を以て、世界に広く知られた国です。数多くの美術館や博物館を見学しながら、ドイツの文化や人々について学びませんか?

ご存知ですか? シティーカードを持っていると、美術館・博物館の入館料が無料または割引になります。

遺跡

ルクを古代ローマ人が支配していた時代の、考古学的に貴重な出土品を見ることができます。

「古代ローマ時代と中世初期」に焦点を当てた展示品およびアート収集品を代表とするヴィースバーデン博物館は全館の改装が行われたばかりです。

ローマ・ライン艦隊の2隻が現物に忠実に修復され、マインツの「古代航海博物館」の目玉となっています。
本物の発掘品や複製された船などの展示から、古代の艦隊および河から臨むドイツ国境地帯の当時の様子を伺うことができます。

実現させる!

  • ライン州立博物館 (Rheinisches Landesmuseum) , トリア

  • 古代ローマ博物館(Römisches Museum)、アウクスブルク

  • ヴィースバーデン博物館(Wiesbaden Museum)、ヴィースバーデン

中世から近代へ

フライブルクのアウグスティン美術館は、中世から近代にかけての貴重な収集品であふれています。中でも代表的な傑作は、ルカス・クラナッハの絵画、大聖堂のオリジナルの塑像やステンドグラスなどです。ヴュルツブルク司教管区の大聖堂博物館では、別の観点に基づき、現代作品や国際的に著名な芸術家の作品が、ロマン主義、ゴシック時代、バロック時代の作品と並んで展示されています。マインツ大司教の1000年以上の歴史で残された貴重な遺産は、大聖堂・大司教博物館で見ることができます。
バロック様式の時代に特別な関心を抱いている人たちには、アウクスブルクのドイツ・バロックギャラリーがお奨めです。ドイツの古い傑作が収集されている美術館の代表的な画家は、ハンス・ホルバイン・エルダー、ルカス・クラナッハ、アルブレヒト・デューラーなどです。

コブレンツのライン博物館は、12世紀から20世紀までの絵画と彫刻を展示しています。近代絵画(19~20世紀)を見られるのは、アウクスブルク・クンストハレ州立美術館(Staatsgalerie in der Kunsthalle Augsburg)。ここでは、マックス・ベックマンやパウル・クレーなど、モダンアートの傑作も展示されています。フライブルクのモダンアート美術館(Museum für Neue Kunst)は、アルプ、バウマイスター、ディックス、ヘッケル、ホーファー、マッケをはじめとする、モダンアートの主唱者の作品の宝庫です。

/assetimage_1187_252w167.jpgミュンスターはパブロ・ピカソ・グラフィック美術館。ドイツで初めて開館されたピカソ美術館が提供する780以上の石版画のコレクションです。ミュンスターはまた、モダン彫刻の代表都市として、市内いたるところの街路に作品が置かれた「彫刻プロジェクト」を展開しています。

オズナブリュックのフェリックス・ヌスバウム・ハウス(Felix Nussbaum Haus)の名称は、1904年にオズナブリュックに生まれ、1944年アウシュヴィッツで殺害された芸術家、フェリックス・ヌスバウムに因んでいます。彼の名前が付けられた家は、ダニエル・リーベスキントの設計に沿って建てられました。建築と絵画の間にある創造的な緊張感は、ホロコーストにおけるヨーロッパのユダヤ人の悲惨な運命を決して忘れてはならない警告を発しています。

実現させる!

  • – アウグスティン博物館(Augustinermuseum)、フライブルク

  • 大聖堂博物館(Museum am Dom)、ヴュルツブルク

  • ドイツ・バロック美術館(Deutsche Barockgalerie)、アウクスブルク

  • ライン博物館(Rheinmuseum)、コブレンツ

  • クンストハレ州立美術館(Staatsgalerie in der Kunsthalle)、アウクスブルク

  • モダンアート美術館(Museum für Neue Kunst)、フライブルク

  • パブロ・ピカソ石版画美術館(Graphikmuseum Pablo Picasso)、ミュンスター

  • LWL芸術文化史州立博物館(LWL-Landesmuseum für Kunst und Kunstgeschichte)、ミュンスター

  • フェリックス・ヌスバウム・ハウス(Felix Nussbaum Haus)、オズナブリュック

特別な関心

Federal Textile and Industry Museum
Movie Park Babelsberg

旅行者は、有名なドイツ人に因んだ博物館や生家を見学することもできます。アウクスブルクには、レオポルド・モーツァルトとベルトルト・ブレヒトの生家、トリアにはカール・マルクスの生家があります。エアフルトのアウグスティヌス会修道院は、マーティン・ルターの記念碑的な場所です。マインツのグーテンベルク博物館では、ほぼ4千年に渡る世界中の書字の歴史を学ぶと共に、広く知られる2冊のグーテンベルク聖書への出会いが待っています。

アウクスブルクに新設されたTIM州立繊維・産業博物館およびトリアのシメオン財団博物館(Simeonstift Museum)は、多くのファッションファンのメッカになっています。

ポツダム・バーベルスベルクにあるヨーロッパ最古の映画スタジオは今日、ハリウッド映画やテレビ番組を制作しています。「バーベルスベルク – 映画の中心地の素顔」展では、1912年から現在までの、名高いバーベルスベルク・スタジオの歴史を紹介しながら、Ufa、DEFA、スタジオ・バーベルスベルクの映画やスターの軌跡を展示しています。

オズナブリュックのマルクト広場にある、エリッヒ・マリア・レマルク平和センターは、「西部戦線異状なし」の偉業を称える展示と文書保管の場所となっています。

© Image Rights: Rheinisches Landesmuseum Trier – Th. Zühmer, Federal Textile – and Industrial Museum/Roman Museum Augsburg – Regio Augsburg, Augsburg Baroque Gallery – Christiane Bleier, Barberini Potsdam – Helge Mundt, Museum Wiesbaden – WICM, Movie Park Babelsberg – PMSG Andre Stiebitz